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H-1B: 転職

​H-1Bの転職申請についての説明です。ここに書かれている内容は、毎年4月に申請するH-1Bの新規申請には適用されません、お気をつけください。

 

転職のルール1: H-1B申請が移民局へ受理された時点で、転職先で働き始める事が出来る。

 

転職のルール2: H-1B転職申請が移民局に受理され、既に転職先に働き始めている。転職申請が不合格になった場合、不合格が出た日より、違法滞在となる。

 

転職のルール3: 会社AにH-1Bでお勤め中。会社Bから良いオファーを貰い、会社Bの転職申請がUSCISに受理された時点で、会社Bで働き始める。会社Cから会社Bより良いオファーを貰う。会社Cの転職申請が移民局へ受理された時点で、会社Cで働き始める。会社CのH-1Bが合格するには、会社BのH-1Bの合格が出なくては行けない。

 

転職のルール1と2の例:

例)山田さんは会社Aに$85,000でお勤め中。会社AのH-1Bは後2年有効。会社Bから年収$105,000のオファーを貰う。会社BのH-1B申請が移民局に受理された後、会社Bで働き始める。

 

この場合、会社BのH-1Bは審査中ですが、山田さんは合法的に会社Bで働く事が出来ます。会社BのH-1Bが不合格になった場合、その時点で違法滞在となる為、転職にはそれなりのリスクが伴います。

 

余談ですが、会社BのH-1B転職申請が不合格になっても、会社AのH-1Bが取り消しになる事はありません。転職のリスクを最小限に止める為には、会社BのH-1B転職申請の合否が出た時点で、転職の判断をするのが良いかもしれません。

 

転職のルール3の例:

例)山田さんは会社Aに$85,000でお勤め中。会社AのH-1Bは後2年有効。会社Bから年収$105,000のオファーを貰う。会社BのH-1B転職申請がUSCISに受理された後、会社Bで働き始める。2ヶ月後、会社Cから$160,000のオファーを貰う。会社CのH-1B転職申請がUSCIS受理された後、会社Cで働き始める。

 

この時点で会社BとCのH-1B申請が審査中ですが山田さんは合法的に会社Cで働く事が出来ます。会社Cの合格が出る為には、先ず、会社BのH-1Bの合格が出なくて行けません。会社BのH-1Bが不合格になった場合、会社CのH-1Bは自動的に不合格となります。

 

上記の例では、山田さんは会社Cで既にお勤めしています。会社Bが移民局より追加書類提出のリクエストを受け取った場合、会社Bは移民局へ書類を提出するメリットがありません。寄って、会社BのH-1B転職申請は不合格となり、ルール3が適用され、会社CのH-1B転職申請も不合格となります。

H-1Bの転職申請には色々なリスクが伴います。事前に弁護士に相談することをお勧めします。

カテゴリー:グリーンカード アメリカ 弁護士 H-1B E-2

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